No.007-001 "第四類危険物"

第四類危険物は以下の通りである。
特殊引火物
定義:1気圧において発火点が100℃以下のものまたは引火点が-20℃以下で沸点が40℃以下のもの。
指定数量:50L
特徴:爆発上限値が大きく、下限値が小さい・燃焼範囲が広い・蒸気が空気よりも重い
例:ジエチルエーテル、アセトアルデヒド、二硫化炭素、酸化プロピレン
アルコール類
定義:一分子を構成する炭素の原子の数が1~3個までの飽和一価アルコール(変性アルコールを含む)
指定数量:400L
特徴:無色透明、芳香がある、水によく溶ける、水より軽い、蒸気が空気より重い、引火点25℃以下
例:メチルアルコール・エチルアルコール・n-プロピルアルコール・イソプロピルアルコール
第1石油類
定義:引火点が21℃未満
指定数量:非水溶性→200L,水溶性→400L
特徴:無色透明、特有の匂い、水より軽い、蒸気が空気より重い、流動性が大きく極めて引火しやすい
例:
非水溶性:ガソリン・ベンゼン・トルエン・酢酸メチル・メチルエチルケトン
水溶性:アセトン・ピリジン
第2石油類
定義:引火点が21℃以上70℃未満
指定数量:非水溶性→1000L,水溶性→2000L
特徴:クロロベンゼン、氷酢酸の液比重は1より大きい、それ以外は1より小さい、蒸気は空気より重い
例:
非水溶性:灯油・軽油・クロロベンゼン・テレビン油・キシレン
水溶性:酢酸
第3石油類
定義:常温(20℃)で液状 and 引火点が70℃以上200℃未満
指定数量:非水溶性→2000L,水溶性→4000L
特徴:重油のみ液比重が1より小さい
例:
非水溶性:重油、クレオソート油、アニリン、ニトロベンゼン
水溶性:グリセリン・エチレングリコール
第4石油類
定義:引火点が200℃以上250℃未満
指定数量:6000L
特徴:引火点が高い、非水溶性、液比重が1より小さい物が多い
例:ギヤオイル、シリンダオイル、タービンオイル、マシンオイル、エンジンオイル
動植物油類
定義:動植物から抽出できる油類で引火点250℃未満
指定数量:10000L
特徴:比重が水より小さい、自然発火のおそれあり
例:
不乾性油:ヤシ油・バーム油・オリーブ油
半乾性油:ナタネ油・米糠油
乾性油:アマニ油